サウンドカード評


音質に関しては厳密に比較できる環境もないですし、あくまでも個人的印象です。 ASIOやデジタルIOはほとんど不要なので、その辺はあまり考慮してないです。
仕様等変更されていることもありますのでご注意ください。

【Creative Sound Blaster Live!】
バカにされがちですが、ソフト的な部分ではかなり優れています。
DirectSound、マルチクライアントのほかにサウンドフォントやEAXなど遊べるカードですね。
当然Windows標準のミキサーデバイスに対応ですし、ソフト開発の立場からは一番扱いやすいカードです。
アナログ入出力はステレオミニジャック。
音質はSB16のころから比べると信じられない良さだと思ったんですが…まあ普通です。
Audigyでは24/96ASIO対応なのでますますバカに出来ません。

【M-Audio Delta66】
SB Liveと同様、DirectSound、マルチクライアント対応ですし、ドライバ評価も高いようです。
アナログ出力がインピーダンスバランス、入力はアンバランス。別箱TRS。(Max出力+20dBu/入力+14dBu)
音質はSB Liveよりはいいと思います。高域の抜けが悪い気がします。
機能的には上級ゲーマー向けですね。
値段的にはとりあえずマルチIOがあればいいという人向けだったのですが、E-MUに比べるとメリット薄ですか。

【Echo Audio MIA】
アナログ出力がインピーダンスバランス、入力バランス。(Max+18dBu)
DirectSound非対応のようですが、対応している?ように動作しました。
ミキサーアプリケーションは専用ですが扱いやすいです。
カードサイズがコンパクトなので1Uサーバーやブック型にも使えます。
カードから直接TRSが出ているのもいいです。
音質は中低音域がカッコよく出ると思います。制作向きではない個性ですが好みです。

【RME Hammerfall DSP+Mutiface】
アナログ入出力はバランス。(Max+19dBu)
DirectSound非対応なのでDirectSoundアプリケーションだと頭出しが遅くなります。(近年のPC環境では差はないです)
8IOで固定ミキサー的にも使えます。DSPマトリックスは圧巻です。
カードサイズが極小で、しかも外箱はラックマウントできるので1Uサーバー向き。
ハーフラックでツマミが前面にないところなどはプロ用というより業務用という印象ですね。
極力外箱に機能を移して、カードバスも使えるという商品コンセプトはスマートだと思います。
音質は高域から低域までバランスよくクリアに出ます。

【E-MU 1212M】
アナログ入出力はバランス。(Max+20dBu)
難を挙げれば、ミキサーアプリケーションが扱い難いことと、アナログ出力をするには2スロット必要なことですね。
他の商品と主カードを兼用するのでアナログIOが別カードになっているようです。
商品コンセプトとしてはRMEのスマートさに比べるとちょっと半端じゃないかと…。
DirectSound対応はさすがCreativeですが、Windows標準のミキサーデバイスには不完全対応でした。 Sound Blasterの使用感でしかも高音質というのを期待していたのですが、その意味では普通のDTM用カードですね。
音質は高域がきれいですが微妙に音圧が弱いというか、中低音域があとちょっとあれば完璧ですかね。いずれにしろ価格以上の音質なのは間違いないです。

【Lynx L22】
アナログ入出力はXLRバランス(Max+20dBu)。AES/EBUもXLRで装備。さすがに高スペックです。
1スロットでデジタル/アナログ両方出せますが、カードサイズは小さくはないので1UラックマウントPCなどはキツいこともあるかもしれません。
予想外によかった点は、ミキサー周辺部ですね。専用のミキサーアプリケーションも単体で扱いやすいのですが、 Windowsミキサーデバイスに完全対応でメーター値まで取得できます。 惜しい点はDirectSound対応を謳っているにもかかわらずイマイチだったこと。 標準ドライバでは(条件によっては)8ビットに勝手に変換されてしまったりで、音切れやノイズだらけになりました。 ベータ版WDMドライバに差し替えたら動くのですが、そうすると上記のミキサー機能が使えないという…。WDMドライバ完成に期待したいですね。
バーチャルアウトを多く持っているのでDirectSoundに近い用法ができると思います。
高域のきれいさではMultifaceと同等かそれ以上ですが、中低音〜低域が出すぎでよく言えば音圧がある感じ、悪く言うとせっかくの透明感が打ち消されている感じ。 印象としてはFM局っぽい音色になっているというか。放送用の需要も見込んでいるようなので、これを意識したのであれば余計なお世話かと。
さすがにここまでの高音質になると好みの問題です。
予算さえ合えば一番のオススメです。

【EGO-SYS WaMi Rack 192X】
このメーカーはドライバの評判がよろしくないようなので敬遠していましたが、使用する機会がありましたので。
とりあえずXP環境では問題なしです。
アナログ入力はXLRまたはTRSバランス×2ステレオ、出力はTRSバランス×4ステレオ、XLRのモニター出力が1ステレオ。(Max+22.5dBu)
デジタルはアンバランス。
WDMドライバなので標準ミキサーやDirectSoundもOK。マルチクライアント動作もOK。専用ミキサーもわかりやすいです。
マイクプリ内蔵が売りのようですが、どうでしょう。
無駄にデカい感もありますし。デジタルIOを外箱に引っぱれなかったのでしょうか。入力のほうが少ないのも疑問です。 いっそ出力も全部XLRを並べてくれたら需要があったかもしれません。
音質は非常に良好です。高域がちょっと伸びすぎで落ち着きがないかもしれません。
音声系統の制御にリレーを使っているらしいのもこだわりなのでしょうか。

【EDIROL UA-25】
外部電源ナシで動作するのでいいですね。
アナログ入出力もちゃんとバランスで+4dBuですし。(Max+16dBu)
音質もきれいでバランスがよく、文句なしです。
ボリュームツマミも便利です。マイクも録れます。ファンタム送れます。
難を挙げればデジタルがオプティカルのみ…アナログはバランス入出力でプロ用途も意識してるのに、デジタルだけなぜ?
まあローランドは品質は良いけど、あえてプロっぽいものは作らないメーカーですからね。
あと設定を変更するたびにUSBコネクタを抜き差ししてリセットしないといけないのは、なんとかならないもんでしょうか。

【M-Audio Delta1010】
Multifaceが入手できなかったので替わりに使ってみました。同じ機能で倍のデカさです。電源アダプタもデカい。
Delta66と同様、アナログ出力がインピーダンスバランス?入力はバランスですね。(Max+20dBu)
TRSでアナログ8IO、デジタルはRCAで1系統。
せっかくラックマウントなんだからデジタル端子をボックス側に持ってこれないもんでしょうか。
音質もDelta66に似て抜けが悪いというか締まりがないというか。
レベル調整機能もイマイチ。モニターミックスしかできないんでしょうか。
古めの商品ですし「この値段で」「一応仕様を満たしてる」という感じですかね。最近の製品に比べると割安感はないです。

【RME HDSP9632】
アナログ・デジタル入出力は標準ではRCAアンバランスですが、オプションケーブルでXLRバランスもOKです。
ヘッドフォン出力は便利ですし、カードサイズも大きくなく1スロットで済むのがいいです。
むし工房のシステム導入では、マルチ入出力はMultiface、1ステレオならこれというパターンが多いです。 ミキサーソフトやドライバもよくできてますし、オプションも充実してますしホントいい製品を作るメーカーだと思います。
ただMultifaceもそうなのですが、アナログ最大入出力がMax+19dBuなんですよね。あと1デシほしいところです。なかなか満点というわけには。

【EGO-SYS Juli@】
アナログはTRSバランス(Max+20dBu)またはRCAアンバラ。デジタルはRCA。
この値段でまともなバランスというだけで期待以上ですが、音質もかなーり良いです。クセがなくてしかもしっかりした音です。
一応標準ミキサーでも音量調整できますが、専用ミキサーもわかりやすいです。
凝ったギミックを取り入れてまでRCAコネクタにこだわったのはONKYO製品のようにオーディオ方面のユーザーの支持も狙ったのかと。
このメーカーのドライバはインストール時に何度もドライバファイルの場所を聞いてくるんですが何でしょう。

【MOTU Ultralite】
FireWireIF。実験環境ではVIAチップで問題なかったです。バスパワーで動きます。
アナログTRSバランス5ステレオ出力/4ステレオ入力。デジタルはS/PDIF×1。
アナログ音質は少しぎゅっと詰まった感じでカッコ良いです。
難を挙げると、仕様には数値はないのですがどうもMax+18dBuぽい点と、いちいち電源オンしないと使えない点ですか。
Windowsミキサーには対応してないみたいです。メーカー側アプリでも再生出力レベル調整できないので不便。
内蔵のミキサー機能も充実してますし価格も安いので、用途が合えばよい機械だと思います。

【Focusrite Saffire Pro 26i/o】
FireWireIF。 アナログ入力はTRSバランスorXLRマイク入力×8。TRS入力はレベル調整可能
アナログ出力はTRS×8
(バスパワー時Max16dBu/ACアダプター使用時+22dBu)
音質はRMEみたいに綺麗にまとまっています。
S/PDIF×1、ADAT×2、WordClockと充実。
ミキサーアプリケーションもナイス。出力調整可能。WDMなのでWindowsミキサーもOK。
欠点も見当たらないし、安いし、モノとしてはかなりよいです。
ただ業務用途で考えると入力がパネル前面というのが致命的です。ラック実装する際に1U空けてケーブルを前面に引き出さないといけないです。 背面マイク入力がTRS/XLRコンボ型のコネクタだったら理想的と思うのですが、前面にギターを挿せるのが流行なのでしょうし。

【RME Fireface400】
アナログTRSバランス8入力6出力。(Max+19dBu)
入力が前面4+背面4なのでMTR用途だとすっきりしないですね。
1ステレオ録音+3ステレオ再生などスタジオ再生機にちょうどよいです。
Multifaceがバスパワー非対応になったのに対し、こちらはIEEE1394a接続バスパワー駆動可能で、発熱も大きくありません。